なぜか雨の中、江戸の総鎮守を訪れてみた。
正式名称は神田神社だけど、神田明神って言うほうが通りがよいのかも。
神田明神って言うくらいだからJR神田駅から近いのかと思ったら、全然違う。JRだと御茶ノ水駅が最寄り駅だったよ。雨の中、神田からてくてく歩いちゃったよ。
神田明神は平将門公を祀っていることで有名である(と思う)。それで、首塚があるはず、と思って回ってみてもないない。一周回ってもない。巫女さんに尋ねてみると、「首塚は大手町です。」と一言。。。。ああ、そうか。かつては首塚の位置に神田神社があったが、今は違うのね。勘違い残念。で、神田明神には将門公の胴が祀られているとのうわさも。
神田明神(神社)
ところで、神田明神の主祭神が大己貴命(おおなむちのみこと)であることはあまり知られてない(と思う。少なくとも自分は知らなかった。。)別名、大国主命(おおくにぬしのみこと)。出雲大社の主祭神と一緒。庶民的に「だいこくさま」の名もある。概して日本の神々はたくさんの名前をお持ちだよね。
さておき、
日を改めて、大手町の首塚、行ってみた。が、またも雨。祟られてるな。。。シャレにならんけど。
将門塚の碑
首塚そのものは既になく、碑も1307年に将門公の霊を供養するために建てられてから、幾度となく焼失、損壊し、その度に復刻されているという代物である。写真は午後4時半頃に写したものだが、雨が降っていたのもあって、碑の周囲は薄暗く、東京の中心(ここは大手町1−1−1)にいることを忘れそうになる。
碑の左にはガマガエルの焼き物、右には石像が配置されている。将門公の娘がガマの妖術を使うことに由来して配置されていると言われている。この物々しくありながら、献花の絶えない碑と不気味なガマガエルの置物(特に右の石像)を目の前にすると、将門公が祀られ始めてから今日まで将門公を畏れ、敬ってきた人々の思いがこの地に深く漂っていることを感じる。
場所はこの辺。