どんな作業でも最低数枚のウインドウは開く必要がある。ちゃんと数えたわけではないが、1つの作業をするのに十数のウインドウは開いているのではないだろうか。
そんなウインドウの氾濫にはいつも手を焼いてしまうのだが、これをうまく扱う方法として、
- 複数ディスプレイとか、仮想デスクトップなどデスクトップを広くする
- Witch などウインドウを切り替える方法を効率的にする
が考えられるが、Sticky Window は ウインドウを氾濫しないようにする 方法を提供する。ウインドウを小さなタブにしてデスクトップの端(デフォルトでは左右と下の辺)にくっつけておくことができるのだ。タブ化したウインドウはクリックすると開くことができ、その際、直前に開いているウインドウが閉じる(タブ化する)ので、デスクトップがすっきりする。言葉で説明するより ムービー を見るほうが速いね。。。
なんだか斬新なインターフェイスで興味を惹かれて使ってみて、「これは便利!」と言いたいところだが、ひととおり使ってアンインストールしてしまった。
Sticky Window を有効にしても今開いているウインドウはタブ化されず、手動でタブ化する必要があるのがまずつらい。タブ化してくださいー。それからタブの位置は自由に配置できるものの、結果として、タブが重なってしまいウインドウの重なりよりも手に負えなくなる。違うウインドウを開いたとき、アクティブなウインドウを自動的に閉じるかどうかウインドウごとに設定できるのだが、ひとつひとつ設定するのは非常に神経質な作業である。とか、設定画面の背景の蝶がイマイチ。などなど。
コンセプトはとても優れていると思うし、いずれはきっとイイソフトになると思う。ま、しかしタブ化よりも、ウインドウを重ならないように並べてくれるソフトがほしい。これ→GlueWindow/R の Mac OS X 版があるといいのにと思う今日この頃。